加湿器を使いやすくするための間取り・設備の工夫

セキスイハイム

セキスイハイム契約前の冬に宿泊体験に参加したのですが、かなり乾燥していて驚きました。吹き抜けを希望し寒いのも避けたい自分としては、乾燥することを承知で快適エアリーを導入せざるを得ません。そうなると加湿器の使用は必至です。

そこで、加湿器を使う心理的障壁を下げるべく間取りと設備を工夫することにしました。

そもそもどれくらい乾燥する?

1階LDK

新居は1階LDKのリビング部分が吹き抜けになっており、かつリビングオープン階段を採用しているため、空間的にスッカスカです。吹き抜けの広さは50ユニット(4.95m x 2.25m)一つ分です。

1階部分に快適エアリーを採用し、天井にODELICのシーリングファンWF239(と延長パイプWF732)をつけて空気をかき混ぜることで、冬でも快適に過ごすことができています。

乾燥対策はといえば、一階リビングにダイニチのHD-LX1222-Hを導入し常時稼働させています。

加湿量はパワフルでありがたいのですが、それでも湿度60%を目標にしてもそこまで達することなく50%近辺をうろうろしています。そして水がなくなると、するすると湿度30%台後半にまで落ちてしまいます7リットルタンクでも一日に2回ほど給水が必要になるレベルです。

2階書斎・寝室

現在寝室で使っているのはダイキンの加湿空気清浄機です(下記は23年モデルですが、購入したのはひとつ前のもの)。これは旧居のリビングで使っていました。

加湿が19畳まで対応しているモデルのため、寝室で使うには明らかにオーバースペックな代物です。ただ能力に余裕があるので、夜もとても静かです。湿度60%に設定しても余裕で対応できます。こちらは夜寝る時だけしか使わないこともあり一晩でタンクを使い切ることはありません。

現在書斎で使っているのは、旧居の寝室で使っていたシャープの加湿器です。

加湿器を使わないでエアコンだけで過ごすと、30%ほどまで湿度が低下してしまいますが、加湿器をつけるとおすすめモードで55%ほどにまで回復します。部屋が狭いこともあり一日ではタンクは無くなりません。

スポンサーリンク

加湿器使用の面倒さ

自分的には、加湿器を使う上で面倒な点はタンクへの給水とフィルター等の手入れです。

タンクへの給水

給水、地味に面倒です。面倒な理由はいくつかあります。

  • 水が満杯になるとかなり重い(7リットル給水したら7kg…)ので、持ち運ぶのが大変
  • 給水時に水跳ねした水滴が運搬中に床に垂れる。量が多ければ当然拭かなければいけない
  • タンクの形が大きかったり歪だったりして、水を入れる時に気を使う。斜めにしないと蛇口が給水口にうまく入らなかったり…

日々のことなので、これらをできるだけ軽減したいところです。

フィルターやトレイなどの手入れ

これは各社だいぶ機構が異なるので一概には言えませんが、特に空気清浄機能とセットになっているタイプ(円盤状のフィルター?が少し水に浸かり、回転しながら水分を蒸発させるもの)はフィルターが汚れがちだったり、トレイに水垢が付きがちだったりします(あくまで経験則ですが)。

空気清浄機能付きのものは部品も多く、手入れをしなければいけない箇所も多いので結構難儀します。

スポンサーリンク

面倒臭さの軽減策

間取りの工夫と設備の両面でこれらの面倒臭さを軽減しようと考えました。

2階にも洗面台を設置する

トップバッターがいきなりお金で解決するオプションで恐縮ですが…。

「2階にも」というのは自分の家の間取りの場合ですね。もっと一般的に言えば、加湿器を使うフロア(全て)に洗面台を設置する、となるでしょうか。

1階のキッチンや洗面台で給水してタンクを持って上がることを想像すると、結局加湿器を使わずに耐え忍ぶ、みたいなことになりそうだったので、洗面台を2階にも置くことにしました。

ちなみにもともとトイレを2階にも設置する予定だったので、トイレ内に手洗い器は置かずに済みました。

洗面台の水栓をホースが引き出せるタイプにする

せっかく洗面台を置いたとしても、水栓の高さよりもタンクの方が高さが高かったりして給水に難儀する…なんてこともあります。以前の家では、タンクを傾けたり、キッチンの水栓を使ったりして対応していました。無理に給水するので、水跳ねもしがちです。

そこで、ホースが引き出せる水栓(いわゆるシャワー水栓)になっているものを選ぼうと思ったのですが、セキスイハイムのカタログに載っているものだと、PC洗面以上のものしか対応していません。セキスイデザインワークスのものも不可でした。

PC洗面はサブ洗面台というよりは、ザ・洗面台な存在感で2階に設置するには抵抗があったので、コンパクトでシンプルな標準外品を入れることにしました。サンワカンパニーのレッタンゴロ洗面です。巷のデザイン洗面台などと比べるとお手頃価格です。

レッタンゴロの商品紹介ページに出てくる水栓はニューベガ混合水栓なのですが、これは水栓を引き出すことができません。そこで適合表から見つけてきたのがこちらのシングル引出式混合水栓です。あまり重厚感はないですが、軽いため逆に取り回しはしやすいです。

これで、ボウルにタンクを適当に置き、水栓を引き出して楽に給水することができます。

空気清浄機能付きの加湿器は避け、シンプルな機構のものを選ぶ

空気清浄機能付きは機構が複雑で手入れも面倒なので、避けた方が楽です。第一種換気エアファクトリーを採用しているのであれば、空気清浄をそちらに任せてしまう、と割り切るのもありだと思います。

また、同じ加湿器でも手入れが楽なものを意識的に選ぶと良いです。

先に紹介したシャープのこちらの加湿器は、蛇腹の正方形のフィルターが一つタンクに刺さっているだけなので、外してタンクを丸洗いできますしフィルターも楽に洗えます。

ダイニチの加湿器もトレイの形がシンプルで掃除がしやすいのと、トレイカバーを使い捨てにするという割り切りで手入れを楽にしています。フィルター自体も使い捨てタイプ(別売り)があるようですが、今のところは同梱のフィルターを使っています。

スポンサーリンク

まとめ

実際に経験してみるまではどこまで楽かはわからなかったのですが、2階洗面台と引き出し水栓は正解でした。給水することに面倒臭さがほとんどありません。シンプルな機構なものを選ぶというのもオススメです。

ここまでやらないと耐えられないレベルの乾燥なの?と逆に快適エアリーをディスってるんじゃないかと思われる気もしますが、事前の宿泊体験で気になってしまったので…。慣れてしまえばそこまででもないのかもしれませんが、間取りや設備に関しては後から後悔しても遅いので念には念をということで。ご参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました