パントリーやクローゼットなどでよく使われるオープン収納システムやシンプルラックシステムについて、耐荷重が気になりウェブで検索したものの、きちんとした情報がヒットしませんでした。調べて分かった情報を備忘のため残しておこうと思います。
耐荷重が気になったきっかけ
我が家ではファミリークローゼットにルーターを設置しているのですが、落雷の多い夏に一度瞬停を経験したこともあり、UPS(無停電電源装置)を設置することにしました。
ルーター設置に関する記事はこちら:
UPSはバッテリーを積んでいるのでそこそこ重量があるため、いざ棚板に置く段になって耐荷重が気になりました。
ちなみにUPSは、以前の家で利用していたCyberPowerの550VA/330Wのものを再登板させることにしました。特に使っていて不満はありませんが、バッテリーがへたったらバッテリー交換が可能なオムロンやAPC製の製品にするかもしれません。
このUPSがおよそ3Kgです。
今は
- UniFi Dream Machine Special Edition 4.95kg
- NETGEAR 10Gbps 5ポートスイッチ XS505M 1.38kg
- StarTech.com 19インチ4Uラック 1.5kg
- fs.com Cat6a 24ポートカプラーパッチパネル 0.5kgくらい?
を棚板2枚を跨いで載せているため、棚板1枚あたり4kgほど荷重がかかっていることになります。
ここにUPSを載せたところで問題なさそうですが、念には念を入れて…ということで調査することにしました。
カタログには記載なく、ウェブで検索するもヒットせず
オープン収納システムは、カタログにはどのような組み合わせがあるか記載があります。
間口は04、06、09、11の四種類、奥行きは02および04の二種類あります。上記のファミリークローゼットで採用しているものは0604タイプの棚フルタイプです。
ただ、残念ながらカタログに耐荷重に関する記載はありません。我が家でも一度ハイムの営業さんに訊ねて回答をもらったはずなのですが、メモをどこかにやってしまったようで情報が残っていません…。
棚に載せようと思っていたものが載らないということは避けたいので、仕様検討時に把握しておくことが理想だと思います。
答えは入居時に渡される「お手入れ読本」にあった
インターネットを調べても確かな情報が出てこなかったため、セキスイハイムのお客様センターに電話してみることにしました(ファミエスさん曰く、営業さんに直接尋ねるよりも情報集約の観点からお客様センターをできるだけ通して欲しいとのこと)。
そうしたら、入居時に渡されたお手入れ読本に情報が記載されていると教えてもらいました。引き渡しのタイミングでもしかしたら言及があったのかもしれませんが、木桟の位置などの説明しか記憶になく…。自分で調べて答えがわかるものを質問してしまい申し訳ない…。
以下の情報は、2023年1月に引き渡された時点での情報ですので、それより前、あるいは後の仕様変更などで情報が異なっている可能性があります。あくまでご参考にとどめ、詳細は営業さんに聞く(仕様検討中)、あるいはお手元のお手入れ読本(入居後)を確認するようにしてください。
さて、それによれば以下の通りだそうです。
オープン収納システム
- 棚板奥行き18cm: 10kg/枚
- 棚板奥行き30cm: 15kg/枚
だそうです。一般的には、間口によっても耐荷重は変わりますが(長ければ耐荷重が小さくなる)、同一とのこと。棚板などに違いがあるのか、それとも最も小さな値が書かれているのかは分かりません。
奥行き18cmと奥行き30cmというのが、それぞれカタログの02と04に対応します(我が家の04タイプを測ったら30cmでした)。カタログと表記が異なりますが、入居後にカタログや間取り図の情報なんて覚えてない、ということを前提に書かれているのかもしれません。
シンプルラックシステム
- 棚板・天板奥行き32cm未満: 20kg/枚
- 棚板・天板奥行き32cm – 45cm: 30kg/枚
- 棚板・天板奥行き45cmを超える: 50Kg/枚
とのこと。こちらは我が家では主寝室のウォークインクローゼットでK上棚1306、K上棚1506×2を採用しています。
カタログ表記的には奥行きが06ですが、実際に測ってみると41cmだったので、耐荷重は30kg/枚ということになります。
ラックシステム(スチール製)
- 棚板奥行き30cm: 20kg/枚
- 棚板奥行き30cmを超える: 50kg/枚
とのこと。
耐荷重で見るとシンプルラックシステムよりもスチール製のラックシステムのほうが丈夫ですが、間口のバリエーションが少ないのがネックです。例えば、我が家で利用している15サイズはラックシステムでは選択できないようです。
引き渡し前に「お手入れ読本」を見ることはできる?
セキスイハイムのオーナーページ(特に認証なし)で、お手入れ読本を見ることができます。
ここで、建物タイプ(鉄骨 or 木質)・建築年を選ぶと、その年のお手入れ読本PDFを見ることができます。2023年版でいうと、「1-13」節に収納、棚の荷重制限の記載があります。
まとめ
セキスイハイムの棚の耐荷重に関しては、入居後はお手入れ読本を確認すれば情報がわかります。
本記事で紹介したのは3種類だけですが、フォーカルシェルフや妻壁収納など、さまざまな収納・棚の荷重制限の情報が記載されいているので、模様替えをする際などには確認すると良いでしょう。
まだ最終仕様確認前の方は、棚板の種類によって耐荷重が異なることを理解して最適なものを選ぶようにすると入居後に慌てずにすむと思います。
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