カーポートにUniFiの防犯カメラを設置する

Network

新居のネットワークまわりを比較的自由にリクエストできたので、カーポートまでEthernetケーブルを延伸し、UniFiのカメラを設置することにしました。ここではその配線の仕方などをご紹介します。

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防犯カメラを自前設置することにした理由

防犯カメラを設置する場合、一式ハウスメーカーに頼む方法もあると思いますし、警備会社の商品を導入する方法もあると思います。

ただ、正直高い割に機能が少ないです。であれば、Ethernetケーブルをきちんとカメラ設置位置まで伸ばせるようにハウスメーカーに依頼し、カメラをいわゆる施主支給という形で設置するのが良いのではないかと考えました。

もともと家庭内のLAN環境をUniFi製品で組もうと考えていたので、UniFiのカメラソリューションも一緒に利用することで投資額がだいぶ抑えられます。

このあたり、詳しくはこちらの記事をどうぞ。

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カーポートはLIXILの「カーポートSC」

カーポートにもいろいろ種類がありますが、LIXILのカーポートSCに一目惚れしてしまい、価格が高いにも関わらずそれに決めてしまいました。セキスイハイムの建物自体が角張っているので、あまり曲線を多用するカーポートは合わないなと思ったというのも選んだ理由です。

LIXILカーポートSC サイトより

この黒い柱の部分に防犯カメラをつけてやろうというわけです。

ケーブルの通し方

PoEで電源を確保するカメラであれば、ハブからEthernetケーブルを一本通すだけで良いので配線はシンプルです。しかし一方で、屋内のハブからカーポートのカメラまで目立たないようにケーブルを通すためにはあらかじめ計画をする必要があります。

今回我が家がどのようなルートで配線したか、ご参考までご紹介します。

屋内ルーターから屋外防雨ボックス

外壁にプラスチック製の防雨ボックスをつけて、そこの中にPoEハブを入れています。屋内からはPF管が基礎を経由して外までつながっており、防雨ボックスに接続されています。

屋内でPoEの電源供給をしてEthernetケーブルを出すという方法もあったのですが、PF管の内径に何本もケーブルを通す余裕が無かったのと、PoEハブが外にあると今後何かと便利そう、ということでPoEハブを設置することにしました。

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ウオルボックス(プラスチック製防雨ボックス)
外壁との接着が綺麗じゃないですね…。まぁ普段見えない壁ですが
8ポートは必要なかったのですが、なぜかこれをつけてくれました

写真ではPoEハブに3本のEthernetケーブルが接続されているのがわかると思いますが、これは屋内からのもの、今回のカメラ、今後施工予定の追加のカメラ用の3つとなります。

PoEハブへの電源は屋内から確保しています。

参考:屋内の配線やルータの話はこちら

屋外防雨ボックスからカーポート柱の根元にある防水プールボックス

PF管を駐車場まで、土間コンクリートの下に這わせています。駐車場の柱の部分はこんな感じになっています。地面からPF管が生えて防水プールボックスにつながっています。

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※掲載されている画像は代表画像のため実際とは異なります。

防水プールボックスの中は、Ubiquitiのイーサネットサージプロテクタが入っており、PoEハブからきたEthernetケーブルとカメラ側からやってきたEthernetケーブルを接続しています。

サージプロテクタは本来PoEハブ側にも入れるべきなのですが、まだ入れられていません…。

防水プールボックスからカメラ

防水プールボックスは上記写真の通り柱に取り付けられていますが、柱は中空のため、ボックス背面と柱に穴を開けてEthernetケーブルは柱の中を通しています。

カメラ付属の金具ではうまく固定できなかったため、ターンナットを埋め込んでいます
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用途:金属薄鋼板用
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カメラの設置

上記写真の通り、台座を柱に固定し、カメラを設置します。

今回利用したカメラはUniFi G4 Domeですが、オプションのアームマウントを台座に使っています。柱の幅より本体が大きかったため、念の為アームマウントを選択しました。

カメラの向き(上下左右)は簡単に変えられます

柱が黒でカメラ筐体が白なのでコントラストがハッキリしています。「カメラがある」ことが容易にわかるのも防犯にはプラスと思いますし、ベージュなどよりもうまく色が合って良かったのではないかと思います。

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あらかじめ計画しておくべきこと

建物が建ってしまったり、外構工事が終わってからではなかなか難しい作業もありますので、以下のようなことをあらかじめ決めておくとスムースに設置ができると思います。

  • Ethernetケーブルを屋外に出す位置:防雨ボックスを設置するかしないかは別にして、室内からPF管を屋外に出す必要があります。基礎部分を通過させるのであれば、基礎工事前に決めておく必要があります。
  • 防雨ボックス部分からカメラ設置位置までの配線ルート:PF管を地面の下に隠すような場合には、外構工事が本格化する前に決めておく必要があります。ケーブルをスムースに出し入れするためにはPF管の曲率も考慮する必要がありますので、「あとで地面を掘ればいけるだろう…」と過信せずに、早めに外構担当と相談することをお勧めします。
  • 電源確保方法:屋外にPoEハブを設置する場合にはPoEハブへの電源供給方法、またカメラに電源供給が必要な場合はそのルートをあらかじめ検討しておくと安心です。遅くなるとコンクリートの下を通せなくてケーブルが剥き出し…となってしまう可能性もあります。
  • カメラの設置位置と固定方法:金具で止めることが一般的ですが、固定位置によってはうまく止められない(例:ボルト位置が干渉してしまう、カメラが重く金具で支えきれない)ケースもあると思いますので、事前に検討しておくと安心です。我が家の場合は上記の通り、カメラ同梱金具ではうまく固定できず、別のターンナットを使って固定しました。ちょっと焦りました。
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まとめ

カーポートにPoE接続の防犯カメラを設置した際の配線を紹介し、新居に導入する際にあらかじめ決めておいた方が良いポイントをお伝えしました。

既に今回紹介したカメラは稼働していますが、UniFi製品はスマホアプリ・ウェブいずれもUIが秀逸で、使っていてイライラしません。このあたりも別途記事にしてご紹介したいと思います。

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