iPhoneのSafariを使って走行中の道路名をtweetしてみた

というわけで、サーバに展開した国交省のデータを使って、実際にTwitterでつぶやくようなアプリを作ってみました。

といっても、専用アプリを書くのは面倒なので、ひとまずはiPhoneのSafariからGPS情報をサーバに送りつぶやくようにしてみました。

仕組み

iPhoneのSafariは、JavaScriptを利用して現在位置を取得するGeolocation APIに準拠しています。そこで、定期的にiPhoneから現在位置をサーバに投げてやり、サーバ側で道路名を解析してTwitterにツイートさせてやるような仕組みを作りました。 iPhoneのSafariでGPS情報を扱う方法は、Ascii.jpのiPhoneのGPSをJavaScriptで操ろうという記事が参考になります。

…というか、今回やったことはこの6ページ目にあるサンプル03をちょいといじっただけです。

ここのソースコードにupdate関数があり、位置情報が更新された際に呼び出されます。結構これは頻繁に呼び出されるので、たとえば10分おきにサーバに情報を伝えたい、なんてときには、update関数の最後あたりに

var now = new Date();
if ((now.getTime() - before.getTime() ) > (1000 * 60 * 10)){
    before = new Date();
    updateStatus();
}

こんなのを埋め込んで、10分おきにupdateStatus関数が呼ばれるようにすれば良いです。

そして、updateStatus関数内では、lat変数とlng変数を利用してサーバ側にデータを渡してやります。ここではXMLHttpRequestを使います。たとえばこんな感じに。

var url = "http://your_site.com/rest.jsp?lat=" + lat + "&lng=" + lng;
var myRequest = new XMLHttpRequest();
myRequest.open("GET", url);
myRequest.onreadystatechange = function(){ 
    //readyState値は4で受信完了
    if (httpoj.readyState==4){ 
        getServerResponse(httpoj)
    }
}
myRequest.send(null);

そしてまぁ、urlからの返答如何によっては再送したりなんなりをgetServerResponse内で実装してやれば良いです。

サーバ側では、前回までに作ったDBでHibernateを利用しつつ道路名を割り出し、Twitter4Jを使ってツイートをしています。

できばえ

まず大学まで、いつもとは全然違う道をとおって走ってみましたが、うまくいきませんでした。これは単純に道路名割り出しルーチン内で、しきい値がやたらシビアだったためでした。

そのため大学でちょっとプログラムを書き直し、またいつもとは全然違う道を走って動作確認をしたところ、そこそこうまくいっているようです(それが上の図)。 ただまぁ、例によって15年前のデータなので「浦和東村山線」なんて道路名が出てきたりしてますが、現在は「さいたま東村山線」だったりするようです。

最新のデータについては、先日国交省にもらえないのかメールしてみました。担当者に確認の後返事を頂けるようですが、どうも「公開していない理由」を担当者に確認するみたいな雰囲気なので、あまり期待せずに待っています^^;

まとめ

常にツイートし続けるのはどうかと思いますが、どっか遠出するときとかはおもしろいかもしれません。そこそこうまくツイートできてるっぽいですし。 今は一定間隔でツイートしてますが、道路が変わったらツイートする、なんてのも面白いかもしれませんね。

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