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エレベータのボタンのデザイン

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自分が普段作業している研究室(の分室)は9階にあるので、いつもエレベータを利用して移動します(階段は非常階段しかない)。

このエレベータ、OTIS社製なんですが、いつも乗ってフロアのボタンを押すときに違和感を感じるんです。
原因は、このボタン配置。写真のように並んでるんですが、この「2列に平行に並んだボタンデザイン」ってどうかと思うんですよ。

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このエレベータのデザインは「左」「右」「左」「右」という順番で数字が大きくなっていくというパターンです。5階までしかない建物などはともかくとして、階数が多くなってくれば、このように2列にするのは仕方のないことでしょう。ただ、同じ2列にしたって、


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こういうのだって考えられるわけですよね。このパターンは、まず左側の列を埋めてしまい、その後右側を埋めていくというもの。


問題は「どっちのパターンの方が良い」というのではなく、「ユーザは、乗ってみたエレベータのボタンがどちらのパターンを採用しているかが瞬時に判別が出来ない」ということです。

研究室の人には一年以上前からたびたびこのデザインの悪さを愚痴ったりしました。そして、ぱっと思いつく改善案として、「右側の列をボタンの高さの半分くらい上に持ち上げる」というアイディアを提示してみたりしました。

そしたら、ついに見つけましたよ、こんなサイトを!
サイトに提示されている写真を見ていただければ分かりますが、ボタンの配置がこのアイディアのまんまです。まさに我が意を得たり!
さらに素晴らしいのは、「1」と「2」が連続していることを表すかのような、細いラインが入っています。これは「左側の列をまず埋めてしまう」デザインではないよ、ということを容易に分からせるために一役買っています。
考えてみれば、右側の列をちょっと上にずらしただけでは、まだ「左側の列をまず埋めてしまう」デザインと混同してしまうことがありますよね。ふむ、なかなか奥が深い。

一応、我らがエレベータにも左右にラインが入ってるんですが、今の今まで気付きませんでした。ただラインを入れただけでは不十分ってことなんでしょうかね。

では、「左側をまず埋めていく」デザインにしたい場合は、どうやったら混乱させずに済みますかね…?
ぱっと思いつくのは、二つの列の間隔をもっとあける、というアイディアでしょうか? これだけでだいぶ「縦方向のつながり」が強調されるはずです。

なお、まんぷく::日記さんでは、「開く」ボタンと「閉じる」ボタンの配置に関する調査を行っています。こちらも興味深いですね。

このような日常物のデザインについて興味を持った人は、ドナルドノーマンの「誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論」を一読することをおすすめします。途中眠くなるところもあるんですが(笑、写真も多くてなるほどと膝を叩くことうけあいです。

Comments:2

ヒロタケ 2007年6月 1日 23:01

エレベータのアイコン、
ほとんど、開くは <|> で、閉じるは >|< だけど、
開くは |<>| で、閉じるは >|< の方
が視認性がぜったいいいとつねづねおもっています。

DarwiinRemote愛用者 2007年12月 4日 11:39


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テキストだと間隔が広くなっちゃうのでわかりずらいけど
2列でも段差にすれば良いと思う

それと開くと閉じるは
開くのは大きく色のついたボタンで
閉じるは小さく色はつけない
これで良いと思います

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