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- 2005年12月29日 00:44
- Diary | Programming | Research
26日から28日まで,大学院の集中講義がありました.朝9時半から17時過ぎまで行われる,結構体力的にきびしい講義です.
講義名は「オペレーティングシステム実装論」というものでしたが,実際の中身はどちらかというとセキュアなコードを書くにはどうしたらいいか,といったようなものでした.
講師は,Writing Secure Code〈上〉,Writing Secure Code〈下〉
を書かれたDavid LeBlanc博士.
内容は非常にためになりましたし,興味もわきました.いままであんまり意識してきませんでしたし….
講義前にWriting Secure Codeを読破しておけと言われていましたが(講義出席者には無料配布された),これも良い本です.特に上巻はMicrosoft製品のみよりも一般的な事例にスポットを当てて語られているので対象者を選びません.結構プログラマにとっては必須の本かもしれません.
んで,三日間の講義で感じたのは,受講者のテンションの低さ.
講義の最初に,いつでも質問してねー.Don't be shy!といっていたのですが,結果は全く質問なし.
たしかに,授業中に分からない点をとっさに頭の中でまとめあげて,進行をブレークして質問するというのは,あまり日本ではなじみのない事です.実際,僕もそれはできませんでしたし.
ただ,講義中の受講者の反応も凄く薄いし(ジョークを言っても反応しないし,同意を求められても反応なし),授業後の質問すらないというのはいかがなもんでしょうか.
そんな思いもあって,一昨日,昨日と授業後にはあたりさわりのない質問をひねり出してちょっとしゃべったりしました.
結果は,あたりさわりのない質問なのにも関わらず,凄く熱心に返答してもらっちゃって,個人的にはとても満足だったりします.
最終日の今日も,「誰か質問ある?」と進行の人が聞いても最初は誰も反応がありませんでした.
せっかく日本まで来ていただいて,これはあまりにも失礼だろうということで,例によって適当に質問をひねり出してたずねました.これまた短い質問に対して十分な回答をしていただきました.そしてやっぱり興味深い.
結局本日の質問は,これ以外に同じ研究室の同輩がした質問のみ.まったく,勿体ないったらないし,Dr. LeBlancとしても肩すかしも良いところ.「僕の夢は人にものを教える事.今回はじめてそれが出来て嬉しい」なぁんて言われたときにはほんと申し訳なくなってしまいました.
日本では,どうも「質問をする」ということが,とても高尚な事と考えられている節があります.
「みんなが知ってる事を質問しちゃったら恥ずかしい」 「的外れなことかも…」 「とにかく,興味深い質問をせねば」 「あとで本を調べれば分かるだろうし…」 などなど….
しかし,実際に生の人間に対して質問をすると,ほんと予想外のことも話してくれる事が多いです.回答する方もそのへんは当然分かっているわけですし,
「英語で通じるか分からないし…」というのもごもっとも.しかし,それなら休み時間にでも質問文を組み立ててしまえばよろしい.5分もあれば簡単な質問を英語に翻訳できるはず.
とにかく,自分を含め,もっと積極的にいったほうが良いよなぁと今回はつくづく感じました.
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Comments:2
- koba-n 2005年12月29日 22:24
何か質問をしようと考えながら講義を聞くと、
理解の度合いも違ってくるよね。
そういう意味でも、(質問をしようと考えない)出席者の人は
勿体ないことをしているなあと思います。文献は知識を表現する媒体のひとつであって
たとえ同じ内容でも、
生身の人間による講義から得られるものとは違うよね。
それぞれの特性に合った使い方をしないと勿体ない。だから、質問する際にも、文献に書いてあることよりも、
その人がなんでそういう考え方をするに至ったかとか、
そこに至るまでに失敗したこととか、
聞いてみるほうが面白かったりするかも。- Hiroaki 2006年1月 2日 19:29
質問しようと考えながら講義を聴く,というのは新鮮な考え方です.たしかに重要かもしれませんねー.
たしかにその人の思考過程などを知るというのが大事ですよね.